2021/07/15

定評ある基本書こそ、最強
刑事系科目も自分に合った教材を選択しよう

在校生 修了生 判例百選 参考書
 

まとめノートの代わりとしても活躍した、刑法のおすすめ基本書はこれだ

  ・『基本形法Ⅰ 総論』(日本評論社)
  ・『基本刑法Ⅱ 各論』(日本評論社)

 2020年度合格 
東京大学法科大学院・既修 2020年修了

 この2冊の掲載論点判例を抑えれば十分です。

 2020年度合格 
首都大学東京法科大学院・既修 2020年修了

 この基本書をもとに自分で論証集を作り、回していました。

 2020年度合格 
中央大学法科大学院・既修 2016年修了

 まとめノート作っていましたが、キリがないので中断してこの基本書に情報を集約しました。
Point
基本書とあわせて使うなら

 2020年度合格 
大阪市立大学法科大学院・未修 2016年修了

 「受験新報」の「演習教室」の連載を使用していました。理由としては、基本書は「基本刑法Ⅰ・Ⅱ」(日本評論社)を使用しており、「演習教室」の連載は本書の著者である大塚先生がされていたので、基本書との相性が良く解説も分かりやすかったためです。

 2020年度合格 
中央大学法科大学院・既修 2020年修了

 周りが皆取り組んでいたので、有斐閣から出版されている「刑法事例演習教材」を使用しました。本試験で、刑法はA評価だったので、使用して良かったと思います。

刑事訴訟法も、基本知識をまんべんなく押さえることがポイントです

 2020年度合格 
東京大学法科大学院・既修 2020年修了

 会社法と同じく、「LEGAL QUEST刑事訴訟法」(有斐閣)は、最もオーソドックスな基本書だと思います。本書に載っているのは試験で問われる基本知識ばかりなのでまんべんなく押さえるべきです。これに加えて判例百選(有斐閣)で知識を補強すれば大体の問題に対応できます。
Point
論証のインプットで使用するなら

 2020年度合格 
首都大学東京法科大学院・既修 2020年修了

過去問検討で当てはめの練習を繰り返し、論証のインプットは『アガルートの司法試験・予備試験 合格論証集』(サンクチュアリ出版) で行いました

定評があるものよりも、自分に合ったものを使用しましょう

 2020年度合格 
大阪市立大学法科大学院・未修 2016年修了

 刑事訴訟法は「事例演習刑事訴訟法」(有斐閣)が受験生の中では定評があると思いますが、この本の会話式の解説が苦手であったため、「事例研究刑事法 Ⅱ 刑事訴訟法」(日本評論社)を使用していました。
Point
「事例演習刑事訴訟法」の他に使用されているのは

 2020年度合格 
明治大学法科大学院・既修 2020年修了

・「刑事公判法演習 理論と実務の架橋のための15講」(立花書房)
・「捜査法演習 理論と実務の架橋のための15講」(立花書房)
Check
基本書や教材で補えない知識は、雑誌の記事・論文等でカバーを
論文式試験では、最新の判例を題材にした問題が出題されることもあります。基本書や教材だけでなく、「判例百選」(有斐閣)や「重要判例解説」(有斐閣)等で最新判例に関連する知識を押さえながら、学者の先生方による雑誌の連載等にも目を通していきましょう

法科大学院修了生サポートシステム」では、「判例百選」や「法学セミナー」等の判例解説・判例評釈から判例の理解を深めることができます。最新判例に関する知識から、「司法試験の問題と解説」の問題解説を担当されている学者の先生方の記事等も確認しておくことで、司法試験委員会の問題意識を反映した答案作成にも繋がります。

自分に合った基本書・教材と共に、「判例百選」等の判例解説・判例評釈で基礎知識をしっかり押さえていきましょう 
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