2026/06/24  2024/07/04

司法試験の“本番力”を上げる
試験10日前と試験期間中の戦い方

在学生 修了生 過ごし方

合否を分けるのは“勉強量”だけじゃない

 2025年度合格 
南山大学法科大学院・未修 2023年修了

  司法試験当日は、人生がかかっているという極度の緊張の中、長時間に渡って頭をフル回転させていなければならない過酷な試験です。そして、試験当日までの期間も、緊張や不安が押し寄せてくるので、無意識のうちに疲労が溜まってくると思います。

  だからこそ、試験当日に向けて、意識的に休息時間を設け、心と身体の健康を準備することが大切になります

試験10日前で差がつく「整え方」

早寝早起きを習慣にする

 2022年度合格 
東北大学法科大学院・既修 2022年修了

 直前期は忙しくて難しいことだが、本番10日位前から早寝早起きして体調を整えてほしい。

 2022年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2022年修了

 司法試験当日に緊張していてもしっかり眠れるように、直前期には21時を過ぎると自動的に眠くなるよう体内時計を調整していきました。具体的には、夜、早めに夕食と入浴を済ませ、20時には勉強を切り上げ消灯21時〜22時に入眠できるようにしました。夜遅くまで頑張りたくなる時期ではありましたが、十二分な睡眠時間を確保することにより日中の作業効率が向上した実感があり、むしろ精神的に安定した状態を保つことができました。

初見問題への対応を決める

 2025年度合格 
日本大学法科大学院・既修 2026年修了(在学中受験)

  試験ではかならず初出の問題がでます。そのような問題が出題されても、受験生の多くは完答することができません。初出の問題を前にして焦ってしまっては、問題文の読み違えを起こしたり、誘導に乗れなかったりして点数が伸びなくなってしまいます。試験時間中に平常心でいること、平常心でいるための準備をすることが大切です。過緊張状態になる時が必ず来るので、その時にやることを決めておくことで少しばかり落ち着くことができます 受験前日まで復習するなら 修了生サポートシステムの詳細を見てみる

試験会場周辺の環境を確認する

  令和8年(2026年)からはCBT試験に変わり、試験会場も全国の『CBTテストセンター』となります。例年の試験会場とは立地や周辺環境が大きく異なるため、当日の動き(駅からの導線、昼食を取る場所など)を具体的にイメージしておくことが大切です。

試験場周辺の環境を思い出す受験生   もっとも、法務省HPでも注意喚起がある通り、試験会場の下見は禁止されています。現地に足を運ぶのではなく、公式案内や地図・乗換案内等を活用しつつ、先輩合格者の「会場周辺の確認ポイント」を参考に、当日の行動を事前にシミュレーションしておきましょう。

東京会場の場合

 2023年度合格 
東京大学法科大学院・既修 2023年修了

  受験本番では、あらかじめ宿泊先の近くで美味しいご飯を探したりして準備し、各試験日の夜には楽しみにしていたご飯を食べにいきました。

名古屋会場の場合

 2023年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2022年修了

  試験日程が7月に変更された影響で、受験生のみなさんは猛暑の中、会場に向かうことになると思います。他の会場も同じかは分かりませんが、名古屋会場は集合時間ピッタリにしか敷地の門が開かず、早く着いた人は炎天下の中、外で待たされていました。私は会場の目の前に喫茶店があることを把握していたので、集合時間前に到着し、その喫茶店で論点の確認をしたりしていました。

当日の持ち物を準備する

  CBT試験に変わることで、会場に持ち込める持ち物にも制限があります。直前になって慌てないよう、早めに当日の持ち物を確認して準備を進めておきましょう。

  • 受験票
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
  • ペットボトル入りの飲用水
    (ラベル等のパッケージは外しておきましょう)
  • ハンカチ、ハンドタオル
  • ポケットティッシュ
    (ケース等の持ち込みは制限されています)
  • マスク
    (着用の上、入室してください)
  • ヘアゴム、ヘアピン
  • 眼鏡
    (眼鏡型の拡大鏡も含みます)
  • 耳栓
  • 目薬、点鼻薬

  加えて、試験当日は会場内の空調や室温に左右されることもあるため、服装や体温調整のしやすさも含めて事前にイメージしておくと安心です。

 2023年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2022年修了

  私が受験した名古屋の試験会場内はかなり冷房が効いており、分厚めのカーディガンを羽織っても寒いほどでした。どんな気温でも対応できるよう、万全の準備をしておくことが重要です。

試験期間中も崩さない「戦い方」

1目の前の問題に集中する

 2022年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2021年修了

  試験期間中意識したことは、日々試験が終わった科目については振り返らないことでした。

  今振り返っても覚えていることは、はっきり申し上げて、うまく書くけなかった問題やこうすればよかったという後悔だけです。試験当日もそうでしたが、そんなことを考えても書いてしまった内容が変わるわけではないと思い、顧みずに目の前の試験のみに集中しました。この目の前のことに集中することは、合格のためにはとても重要だったと思います。

休み時間は、"次の"科目に集中する

 2021年度合格 
広島大学法科大学院・既修 2019年修了

  試験当日の休憩中、試験室の外で受け終わった科目の内容を確認し合っている受験生がいます。

  次の科目がある以上、終わった科目に意識がいくのは生産性がないどころか有害であると思うので、そういう方々の話は聞こえないよう工夫した方が良いと思います。

休み時間におすすめの過ごし方

 2021年度合格 
専修大学法科大学院・既修 2018年修了

  私は、4回目の受験では試験本番の日にそれ以前に受験したときと異なる行動をしました。それは、休み時間を散歩などの気分転換に使い、勉強をほとんどしないことでした。このおかげでとにかく頭を休めることができ、問題文の内容がすっと頭に入ってきた気がしました。

「短答式」のみ、休み時間は無駄なく使う

 2023年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了(在学中受験)

  短答式試験の成績は直前の休み時間まで点数が伸びます。そのため、論文式試験が終わったら死ぬ気で短答式試験の知識を詰め込みましょう。
「短答」も使えるまとめノートに関するおすすめ記事はこちら:
【論文】「まとめノート」を無駄にしないコツは
 本試験当日まで効果的に使える作り方

疲労感を感じたら、とにかく休む

 2025年度合格 
東京大学法科大学院・既修 2026年修了(在学中受験)

  私は5月のTKC主催「全国統一模試」を受験した際に、模試2日目の試験中(特に民法や商法)に特に疲労を感じたため、本番では1日目に試験を受け終わったら、夜は勉強せずにとにかく休むことにしました。そうしたことで、本番では万全の体調で2日目の試験に挑むことができました。

試験中日に糸を切らさない「過ごし方」

好きなことをして、フレッシュする

 2025年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2022年修了

  私は友人から勧められて司法試験を仙台会場で受験していたので、試験期間の中間休みの日は、午前中に外出して牛たんを食べに行きました。そして、午後に短答の見直しと刑事系の論証をパラパラと見返していました。自分にとっては好きなことをした後に勉強するのが合っていると思ったので、試験当日もそうして過ごしていました。 おいしいものを食べる女の子

リラックスしても、気は抜きすぎない

 2021年度合格 
予備試験合格

  公法、選択、民事のある1、2日目を乗り切ったあと、私は山場を越えたという解放感から危うく気持ちが切れそうになりました。しかし3日目の刑事系4日目の短答式試験ともに重要です。2日目が終わった後も、今一度気持ちを入れ直し、中日も活用して試験3日目、4日目に臨んでください。

復習はすべての試験が終わってから

 2022年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2021年修了

  司法試験は、数日にわたって行われる試験である以上、モチベーションを維持することは合否に大きく影響すると感じました。復習は全ての試験が終わってからでよいのです。

まとめ

 2025年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了

  司法試験のCBT化や近年の短答式試験の難化傾向に不安を抱えている方も多いと思います。しかし、周りの受験生も同じような不安を抱えていると思いますので、過度に不安になりすぎず、試験当日に想定される様々なトラブルを事前に考えて対策しておくとよいと思います。
気持ちを切らさないよう、
スキマ時間で総復習を
司法試験期間は試験の中日も含めると5日間と長く、試験当日に力を発揮するためには、適度な休息は欠かせません。休息を取りつつ、試験最終日の短答式試験まで気持ちを切らさないよう、スキマ時間を利用して昨年TKC模試で出題した短答式問題が無料で解ける「 TKC司法試験模試チャレンジで間違えた問題を振り返り、総仕上げしましょう
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