2022/12/08

原因は過去問の使い方にあり
失敗しない、効果的な過去問の使い方

在校生 修了生 過去問 模試

不合格に繋がった3つの原因

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 私が短答式試験に複数回失敗した原因は、①過去問を全て解かなかったこと、②分野別に解いていたこと、③過去問を解く際に本番同様の時間設定をしていなかったことの3点です。

短答式試験を突破する3つのポイント

過去問は、「全て」解く

 2019年度合格 
獨協大学法科大学院・既修 2016年修了

 短答式試験においては、過去問の繰り返しがものを言います。科目ごとの目標点数を定め、ひたすら過去問を繰り返しましょう。私は、憲法30点民法50点刑法40点を目標点数として、絶対に取るようにしていました。そして、過去問を解く際は、理由付けまで正しいか言語化出来ているか確認しましょう。

過去問を解き始めるなら何年分から

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 まず、直近5年分の過去問から始めました。過去問を解くとき、毎回解く度に法務省のHPで問題をコピーしてもよいですが、面倒かつ、用紙がもったいないなと思っていました。

効果的な"繰り返し"演習法とは

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 私が利用したのが、TKCの「短答式試験過去問題演習トレーニング」です。「短答式試験過去問題演習トレーニング」を利用する際、単に問題を解くのではなく、5つの選択肢全てについてその選択肢が〇か×か、そしてその理由が全てわかるようになるまで繰り返し解きました。PC画面で問題を解きながら、ノートに〇×とその理由を書き込み両方合わなければ不正解としました。これを繰り返すと、毎回間違える肢=自分が分かっていない分野が浮き彫りになります。「短答式試験過去問題演習トレーニング」では間違えた肢は×と表示され一目瞭然なので、間違えた問題だけを繰り返し解くことができるという使いやすさがあり、オススメです。

"繰り返し"演習で利用した「短答式試験過去問題演習トレーニング」とは 詳細を見てみる

過去問5年分をやり終えた後

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 5年分を完璧にやり終えたら、その後は遡って全年度の過去問を解いていきましょう。このとき、最初にやり終えた5年分全ての肢を理由含め完璧にしていれば、問い方は変わっていても同じ内容を聞いている肢だらけなことに気づくはずです。そこに気づくことができれば足切りを免れる術は整ったも同然です。あとは、新しく出てきた肢に注意しつつ解き進めていくだけです。 新しい問題が出題されても大丈夫 TKC主催模試の詳細を見てみる

「分野別」に解くことに縛られない

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 まず間違ってはいけないのは、分野別に解くことが悪いと言っているわけではありません。必要に応じて分野別に解くことは必要です。しかし、足切り点に届いていない、あるいは短答式試験の問題が苦手な方が最初に分野別問題集に手を出すことはあまりオススメしません。

全ての受験生にオススメしない理由

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 私が一番大事だと思っているのは、憲・民・刑を全分野満遍なく毎日解くことです。分野別に解くと1分野毎の選択肢が多く、1日に解ける量が限られます。そうすると1~2週間経っても1科目の1周すら終わっておらず、最後まで解いてないのに最初に解いた分野はすでに記憶の彼方という事象に陥ってしまいます。他方で、全分野から満遍なく出題されている過去問は足切りを免れるためには最適な教材といえます。

本番同様の時間設定をする

 2021年度合格 
岡山大学法科大学院・未修 2018年修了

 司法試験本番や模試で時間が足りない経験がある方は、時間設定をして解くことをオススメします。時間ギリギリにしか解けないと、本番では焦りで他の受験生が確実に正解してくる選択肢を間違えるというミスを犯す確率が高くなるからです。他の受験生が正解する肢を落としていると、足切りの確率は高くなっていきます。  

1問にかける時間の目安

 2016年度合格 
名古屋大学法科大学院・既修 2016年修了

憲法の場合は1問につき3分以内で、民法と刑法の場合は1頁につき2分~3分以内で解いていました。
科目 時間配分(目安)
憲法 1問につき3分以内
民法・刑法 1頁につき2分~3分以内
どんな環境でも同じ時間配分で解ける TKC主催模試の詳細を見てみる

過去問に取り組む環境から見直してみよう

 2017年度合格 
慶應義塾大学法科大学院・未修 2016年修了

 司法試験本番と似た状況でやった方が、試験直前期になって時間内に解ききれないという事態になったとしても、焦らずに済むので良いと思います。
気軽な気持ちで続けれるもので、
繰り返し解く習慣づけを
過去問演習は繰り返し解くことが重要であることは理解しても、つい「億劫だ」「苦手だ」と避けてしまうことはありませんか そんな時は気軽な気持ちで、昨年TKC模試で出題された問題が1問1答の〇×形式で解ける TKC司法試験模試チャレンジを使って問題を繰り返す解く習慣づけから始めてみましょう
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