2023/10/11  2021/11/17

「司法試験」を難しく捉えていませんか
受験生が陥りやすい学習方法とは

在校生 修了生 判例 過去問

「司法試験」対策の出発点

 2022年度合格 
予備試験合格者

 司法試験とは法律実務家登用試験です。司法試験対策においては、このことを理解するのが出発点です。法律実務家になるにふさわしい能力がなければ、司法試験に合格することはできません

「法律実務家」に必要な2つの能力

 2022年度合格 
予備試験合格者

 法律実務家には、ふたつの力が必要です。論理的思考力・表現力と、法的思考力です。これらのどちらかが欠けても、司法試験考査委員の求める答案を書くことはできません。
法律実務家に必要な能力
 しかし、ここがおろそかになり、非論理的な論証を暗記したり、当てはめになっていない当てはめを延々と書いたりする勉強だけをして満足している方がいます。

受験生が陥りやすい学習方法

基礎・基本以上のことを身に着けようとしている

 2016年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2016年修了

 学問的にも非常に興味深い法学の世界ですが、司法試験は実務家登用試験であるため、多くの場合には、実務上ほとんど問題とならない込み入った議論は求められてはいません。また、そのようなことに拘泥していると、評価・当てはめが十分に書ききれなくなるでしょう。 基礎以上に勉強している受験生

重要な事実を拾い上げ、且つ評価できていない

 2016年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2016年修了

 1点目とも重なるのですが、多くの方は自分が書けないのは知識不足が原因であり、もっと知識の習得をしなければならないと思われていると思いますが、それは間違いだと思います。科目にもよりますが、法の解釈を必要最小限に抑えたとしても、事案に向き合い、出題者が悩んでほしいと思っている主要な事実を選び出して丁寧に評価できれば、点数はそれなりについてくるでしょう。

主要な事実を選び、評価できるようになるには

 2016年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2016年修了

 それが的確に行えるようになるには演習をするしかありません。しかし、試験までの短い期間に知識の習得に時間を割きすぎて、演習が疎かになるケースが多いように感じられます。

演習時は模範解答との比較を徹底的に

 2022年度合格 
東京大学法科大学院・未修 2020年修了

  私は市販の問題集に注力し、自分と模範解答の比較を徹底的に行いました。特に、問題集の模範解答には書かれているが、自分の答案では書けていない箇所を積極的にチェックしました。今まで曖昧に覚えていた規範部分や説得力がなかった当てはめ部分については、「LEX/DBインターネット」で判例検索を行い、「どの要素が重要なのか」「判例ではどういった事実にはどのような当てはめを行っているのか」など、模範解答作成者の思考をトレースすることを目標としていました。

「LEX/DBインターネット」とは

  「LEX/DBインターネット」とは、「法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける判例検索データベースです。「LEX/DBインターネット」では判決全文を読むことができるので、どのような事実関係があり結論が導き出されたのかを正解に理解でき、本試験であてはめをする際にも役立つ確かな知識を養えます。 「最新判例」も確認する 修了生サポートシステムの詳細を見てみる

同じ知識量で他の受験生と差をつけるなら

 2020年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2020年修了

  私が意識していたことは、過去問の出題趣旨・採点実感をしっかり読み論点ごとにまとめノートに書きこむことです。司法試験といっても資格試験なのですから、その出題者である考査委員の先生が「こんな風に書いてほしい」と想定している通りに答案を書けば高得点は取れるのです。もちろん、そのような文章を書くには土台となる基礎知識や基本判例などが頭に入っている必要はありますが、「この論点が出た場合こういう風に書くべきなのだ」と認識しておくことで、同じ知識量のライバルに差をつけることができます。

「まとめノート」を最強の確認ツールに

 2022年度合格 
予備試験合格

 市販の問題集や予備校の教材には、判例を意識していない論証を貼り付けていたり、論理的な説明ができていない当てはめをしていたりするものもたくさんあります。そういったものを、基本書や判例集等を参考に、自分が納得いくものに作り替えていく必要があります。そうして作り上げたものが、結局のところ最強の直前確認ツールになります。 まとめノートに書き込む受験生

法律初学者で、これから司法試験を目指す方へ

 2022年度合格 
慶應義塾法科大学院・未修 2022年修了

 法律の勉強は、まずは回すこととよく言われますが、その通りだと思います。一度で理解するなんて無理で、何度も繰り返すうちに少しずつ分かってくると思います。私は、最初から多くを理解しようとしたので、なかなか勉強が先に進まない状態でした。ですので、当時の自分に声をかけるとしたら、分からなくてもいいから先に進んでとアドバイスすると思います。法律の勉強の際、1週目の定着度は、1年での合格を目指してない限り、そこまで合格に影響しないと思います。飽きずに、一通りの科目の勉強を終わらせることに重点を置くべきです。
司法試験対策の始め方に関するおすすめ記事はこちら:
【論文】司法試験対策は何から始める
 来年度に向けた、短答式・論文式対策とは

まとめ

 2022年度合格 
京都大学法科大学院・既修 2022年修了

  司法試験は、所詮は“試験”です。正しいと思ったことを書くのではなく、司法試験委員の先生方が書いてほしいであろうことや、周りの受験生が書いていることを書ければ、十分に合格することが可能です。また、高い山のように見えて、日ごろの勉強をこつこつ続けていけば、必ず合格できます。
日頃の判例読込で、
"知識不足"の解消に
LEX/DBインターネット」とは、「TKC法科大学院修了生サポートシステム」で利用できる判例検索データベースで、判例全文はもちろん、上下級審関連や引用判例、被引用判例も確認しながら理解を深められると共に、答案を書く際に必要な知識の定着にも役立ちます
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