2022/09/28

敗因分析のやり方に問題があった
同じ間違いを繰り返えさない3つのポイント

修了生 模試 ゼミ
 

同じ間違いを繰り返す原因とは

 2021年度合格 
専修大学法科大学院・既修 2018年修了

 私は、3回目の不合格発表までは、なんとなく自分が間違えたことや反省すべき点を頭の中で思い描いて勉強計画を立て直していました。そのため、不合格となってしまった原因を具体的に言語化する作業を怠り、弱点を克服できずに同じような間違えをして不合格となってしまいました。

同じ間違いを防ぐ、敗因分析3つのポイント

  1. 自分の弱点を言語化する
  2. "客観的な視点"で見る
  3. ノートや手帳に記録を残す

自分の弱点を言語化する

 2021年度合格 
専修大学法科大学院・既修 2018年修了

 不合格となってしまった後、インプットが不十分だったから暗記をやり直すといった考えや、当てはめが不十分だったから当てはめを練習するために答練を受けるといった考えに至りがちと思いますが、まずは自己の弱点を言語化してみてください。例えばあてはめが不十分だったとしても、どう不十分だったのか、それは問題文から事実を抽出できなかったのか事実に対して評価がなされていないのかなど、人によって異なると思います。具体的に自己の弱点を言語化して明らかにすれば、勉強方針もより具体的となり、弱点を克服してリベンジ合格へ挑むことができると思います。
【(例)当てはめが不十分だった】
当てはめを練習するために答練を受ける
↓ 弱点を言語化すると
  • どう不十分だったのか
  • 問題文から事実を抽出できなかったのか
  • 事実に対して評価がなされていないのか

"客観的な視点"で見る

 2020年度合格 
慶應義塾大学法科大学院・未修 2016年修了

 私は1、2回目の受験は択一試験落ち、3回目の受験は1600番台の順位での不合格、4回目の受験は1800番台での不合格を経て、5回目の受験は3桁半ばで司法試験に合格しました。2回目から4回目まで模試では常にA判定を取っていたにもかかわらず不合格となっていたので、模試ではあぶりだせない欠点が自分にはあるのだと認識するに至りました。そこで、信頼できる合格者に答案を見てもらうようにお願いし、他人の客観的な目を通して敗因分析をしました。その後、自分の答案について、文章の癖そこまで文量を割かなくてもよい論点、むしろ文量を割かなければならない論点等、合格者の平均的な答案がどんなものなのかを、司法試験の場で、自力で理解できるように訓練しました。
他人の客観的な目を通して見る時のおすすめ記事はこちら:
【論文】自主ゼミは、何人 具体的な方法は
 おすすめの自主ゼミ開催法
自分の欠点をあぶり出すには TKC主催の司法試験模試の詳細を見てみる

分析が難しいと感じた場合

 2021年度合格 
専修大学法科大学院・既修 2018年修了

 敗因分析は、自己を客観視する必要があるため容易な作業ではなく、一人で行うことが難しいものです。そのため、身近に合格者がいれば自己の答案と言語化した敗因を確認してもらうなどすると良いと思います。そして、正確な敗因を言語化するためにも、できれば不合格者と合格者の答案を数多く読み、不合格者の特徴を熟知している司法試験のプロから助言をもらうと良いと思います。

ノートや手帳に記録を残す

 2021年度合格 
専修大学法科大学院・既修 2018年修了

 弱点や反省点を手帳に記載しておき、答練や本番前に見返すようにしておくことで、同じ過ちを重ねるのを防ぐことができると思います。
演習後の「まとめノート」に関するおすすめ記事はこちら:
【論文】過去問題を解いた後の復習は
 本試験当日まで使える、まとめノートの作り方

合格への第一歩は、自己の敗因分析にあり

 2016年度合格 
立命館大学法科大学院・既修 2014年修了

 合格への道は、私も自己の敗因分析と、それを克服する勉強方法の確立と考えています。自己の欠点を解決するための勉強法であれば、方法がどうであるかは関係ないと思います。勉強の仕方は人それぞれですから、自分に合った勉強法を見つけてください。
自分が苦手としている問題や
その傾向を把握できていますか
敗因分析は論文式試験に限ったことではありません。短答式試験も苦手な問題はもちろん、周りの受験生が正解している問題も確実に正解できる自信はありますか  昨年TKC模試で出題した短答式問題が無料で解ける「 TKC司法試験模試チャレンジで、自分が苦手としている問題の傾向を把握して克服していきましょう
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