2025/06/26

「全部やる」はもうやめた
論文式試験で成果を出すための選択と集中

在校生 修了生 過去問
 

捨てる勇気と戦略の重要性

 2024年度合格 
立命館大学法科大学院・既修 2024年修了

 司法試験直前期は何もかもが間に合っておらず、何をしてよいのか分からなくなっていましたが、全てを間に合わせることは不可能だと割り切り一番の弱点である部分、改善の余地がある部分に焦点を当てて取り組んだことが良かったです。

限られた時間で、何を削ったか

科目ごとの絞り方

 2024年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了

 民法は改正されてからの新しい年度分のみ起案し、憲法は3年度分ほど解いたのみで、あとは型を確認することにとどめました。すべてを網羅するのではなく、必要な範囲に絞ることで効率的な学習ができました。

起案と答案構成、どちらに時間を使うか

 2024年度合格 
慶應義塾大学法科大学院・既修 2025年修了(在学中受験)

 起案を行う人が多いと思いますが、私はほとんど起案をしませんでした。理由としては、私はとてもめんどくさがりで、2時間かけてダラダラと起案するよりも答案構成をした後すぐに出題趣旨を読んだ方が効率的で、なおかつスッと頭に入ったからです。

 2024年度合格 
予備試験

 現在、新司法試験が始まってから数多くの過去問があり、これらすべてを検討しきるのは困難だと思います。私のように司法試験予備試験の学習等を通してある程度論文の演習に慣れがあるのなら、相場観をつかむために各科目3年分の過去問を演習するだけでも十分なのかもしれません。なお、私が各科目フルで起案したのは1年分のみで、科目にもよりますが、大半の演習は答案構成にとどめました 答案作成の実績的なポイントを確認する 詳細を見てみる

試験直前期の過ごし方と工夫

 2024年度合格 
予備試験

 6月中旬以降は改めてインプット中心の学習に切り替え、論証の暗記及び短答式試験の知識の確認をして本番に臨んだ。試験直前期は、インプット中心の学習で徹底的に論証や定義の確認を行ったことがよかった(ただ、それまでに過去問のアウトプット練習をしっかりと積んでいることが大前提だとは思う)。
超直前の過ごし方に関するおすすめ記事ならこちら:
【直前】本試験まであと1週間、何をする
 超直前期にこそ効果を発揮する勉強法

取捨選択の判断はどうつけたか

 2024年度合格 
東京都立大学法科大学院・既修 2024年修了

 憲法と行政法は、試験本番で時間が足りなくなります。そこで、どの程度書けば合格点に届くのかを自分の感覚で把握するために、過去問を活用するべきだと思います。時間配分と出題傾向を意識した学習が、合格への鍵となりました。

捨ててよかったこと、後悔したこと

捨ててよかったこと

 2024年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了

 民法、民事訴訟法については、法科大学院での授業で学んだ問題で足りると感じたので、過去問には全く触れず、法科大学院で学んだことを中心に学習しました。結果として、今年はほとんどの科目でA評価を取ることができました。

 2024年度合格 
予備試験受験

 行政法に関しては、本来はもう少し多くの年度の問題に触れることで過去問を研究したかったのですが、学習に充てられる時間との関係から5年分の演習しかできませんでした。もっとも、蓋をあけてみれば行政法の成績は司法試験でA評価を得られていましたので、ある程度の相場観をつかむにはこの程度の過去問学習でも十分なのかもしれません。

捨てて後悔したこと

 2024年度合格 
早稲田大学法科大学院・既修 2024年修了

 本来であれば、司法試験の過去問を回すべきなのですが、在学中受験時には、過去問を解いたところで何も分からないと思ったので、自分なりの論証を作ってそれを暗記するという方法をとっていました。しかしこのやり方が正しい訳がなく、本番の試験ではⅮ評価が多い成績でした

最後に伝えたいこと

 2024年度合格 
九州大学法科大学院・既修 2025年修了(在学中受験)

 常に「時間がある」と前向きに考えることが大切です。これは司法試験1か月前であれ、1週間前であれ、1日前であっても変わりません。「時間がある」と前向きに思考すれば、自分が本番までの残り日数で何がまだできるかを考えることができます。これは司法試験を受験しているときにも言えます。1科目目でうまくいかなかったと思っても、それから先の科目を考えることが重要です。身体的にも精神的にもかなりしんどい試験だからこそ、前向きに考えるという心持ちは重要です。
本番で焦らないために
-今こそ、時間配分力を鍛えよう
「時間が足りない…」、これは司法試験本番で多くの受験生が直面する課題だと思います。そして、この不安を解消するには、日頃から時間配分を意識した演習が不可欠です。
まずは昨年TKC模試で出題した短答式問題が無料で解ける「 TKC司法試験模試チャレンジあなたの時間感覚をチェックしてみませんか
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