ゴール地点を意識して授業に取り組めていますか
2020年度合格
予備試験合格
法科大学院に入学後、少しでも早く法曹になりたかったため、予備試験合格だけを目標に、予備試験の勉強を中心に行っていました。その中で重要だと感じたのは、
ゴール地点を意識して
授業や自学に取り組むということです。具体的には、
法科大学院の授業で学んだことが答案上どう役に立つのか、
どのように役立てるかということを考えて予習・授業・復習に取り組んでいました。このような意識をもって取り組むことによって、
勉強の無駄を省き、
効率的な学習を行うことができたと思います。
授業の時間を無駄にすることなく、活用できていますか
2019年度合格
予備試験合格(関西学院大学法科大学院中退)
授業時間は90分×15コマあります。法科大学院の人は、
この時間を無駄にすると、非常に非効率的な時間を過ごすことになります。
教科書や百選を読んで理解できる部分は、それを読んで理解すればよいです。授業は、
教科書を読んでわからない部分や教科書の記述を誤解していないかを確かめるものとして利用することが効率的です。
授業に向けた予習の時間は、しっかり確保しましょう
上記のような方法で授業を効率的に利用するためには、
授業までに教科書を読み込み、
該当分野の自分の理解度をはっきりさせておく必要があります。こうした理由で、私は授業に向けた予習を入念にしていました。
授業では一通りの範囲を学習することになります。そのため、授業についていくように教科書を読み進めると、
1つの学期が終わるころには教科書1冊を通読し終えた状態になりました。こうすることで、網羅的な知識を獲得することができました。
2020年度合格
関西学院大学法科大学院・既修 2019年修了
法科大学院の授業では、「判例百選」(有斐閣)に掲載されている判例以外にもたくさんの判例を扱い、時には1つの事件を地裁から最高裁まで追って一連の流れを学習する機会もあります。「LEX/DBインターネット」の判例検索データベースは使いやすく、かつ必要十分な情報が載っていて、授業の予習をする際にとても役立ちました。
予習レベルに悩まないように、最低限の目標を決めておこう
2019年度合格
関西学院大学法科大学院・既修 2019年修了
とにかく分からないことばかりだったため、「
授業までに疑問点をクリアにしておくこと」を最低限の目標にして、授業の予習をしていました。疑問点をクリアにしておくというのは、
自分の言葉で「どこまで理解できていて、どこからが分からないのか」や「自分はこのように解釈しているがこの考えは正しいのか」といった質問ができるよう準備をしておく、という意味です。
予習だけでなく、授業後の復習も忘れずに
基本的にこの予習で1週間がつぶれていたため、
復習にはあまり時間が取れませんでした。そこで、
効率的に知識面での復習をするために、TKCが提供している「
基礎力確認テスト」を利用していました。「基礎力確認テスト」で
すでに授業を受けた分野の問題を何問か解く中で、知識の整理・定着を進めることができました。
Check
予習や授業時に重宝した、「LEX/DBインターネット」とは
合格者が予習や授業時に活用していた「LEX/DBインターネット」とは、「
法科大学院修了生サポートシステム」でご利用いただける判例検索データベースです。
「LEX/DBインターネット」では、全文を確認できるだけでなく、
上下級審関連はもちろん、引用判例や被引用判例相互のリンクも充実しているので、効率的に判例を読み込むことができ、
最新判例の確認はもちろん、
答案を書く際に必要な知識の定着にも役立ちます。
授業の予習・復習に限らず、司法試験対策としても"判例学習"は必要不可欠です。判例検索データベースを活用して日頃から判例に触れて基礎知識を定着していきましょう。